Byzantine Fault-Tolerance

概要

分散システムを構成するノードが故障すると,予期しない動作をすることがあります. また,悪意ある攻撃者にノードが乗っ取られた場合には,全体の処理を破綻させるように他のノードを妨害するかもしれません. このような振る舞いは,分散システムの分野ではビザンチン故障としてモデル化されます. Byzantine Fault Toleranceは,たとえ一部のノードがビザンチン故障しても,分散システム全体は故障の影響を受けずにサービス提供を継続できるレプリケーション技術として知られ,ブロックチェーン(分散台帳)や分散データベースのコア技術として広く利用されています. 本研究室では,パブリッククラウドを活用し,世界を跨いで構成される地理的分散Byzantine Fault Toleranceの実用化を目指して,コンセンサスアルゴリズムを始めとする様々な技術の研究開発に取り組んでいます.

キーワード

ビザンチン故障,レプリケーション,クラウド,コンセンサス,ブロックチェーン

関連論文

中村 純哉
中村 純哉
准教授

研究室主催者(PI)