モバイルエージェントのビザンチン集合に関する研究成果がPODC 2022に採択

新しい研究成果が，分散アルゴリズムの難関国際会議の一つであるPODC 2022に，Brief announcementとして採択されました． 奈良先端科学技術大学院大学 廣瀬 慈恩さん，井上 美智子先生，福井工業大学 大下 福仁先生との共著です． 廣瀬 慈恩さんは豊橋技術科学大学の卒業生で，卒業研究から中村が研究指導の一部を担当しています．

自律的にネットワークを移動するソフトウェアはモバイルエージェントと呼ばれ，新しい分散アルゴリズムの設計パラダイムとして注目を集めています． 今回発表した論文では，モバイルエージェントを1つのノードに集める集合問題を効率的に解くアルゴリズムを提案します． このアルゴリズムは，弱ビザンチン故障と呼ばれる複雑な故障モデルに耐性があります． 論文の詳細はこちらをご覧ください．