科学研究費 基盤(C)に採択
研究申請「地理的分散環境に適した耐ビザンチン故障分散システムの開発」が,日本学術振興会 科学研究費 基盤(C)に採択されました.
この研究課題では,状態機械として定義される任意のサービスに,ビザンチン故障と呼ばれる強い故障耐性を実現できるBFTレプリケーションを扱います. BFTレプリケーションを地理的分散環境で実現するGeographical BFT-SMRは,パブリッククラウドの発展に伴って実現が容易になりました. しかし地理的分散環境では,次の2つの問題からサービスの処理性能には制限があることが知られています.
- 通信帯域のばらつきや通信リンクの断絶などのネットワーク変動
- ビザンチン故障時のレプリカの振る舞い
本研究課題ではこれらのボトルネックを解消できる,効率の良いGeographical BFT-SMR手法の実現を目指します.
研究課題の詳細はKAKEN(科学研究助成事業データベース)からご覧になれます.